ボタニカルシャンプーとは？
ボタニカルという言葉には「植物の」あるいは「植物由来の」という意味があり、植物由来成分が配合されているシャンプーは、ボタニカルシャンプーと呼ばれることがあります。最近ではちょっとしたボタニカルブームが起こっており、様々な分野で「ボタニカル」という言葉が使われていることもあってか、「ボタニカルシャンプー」という名を謡っているシャンプーも多いです。植物性分の配合量が少なくても植物成分を配合していれば、ボタニカルシャンプーを謳うことができるため、多くのボタニカルシャンプーが販売されています。
ボタニカルシャンプーに定義ってあるの？特徴は？
植物成分の配合量が少ないのにボタニカルを謳うなんておかしい！と思うかもしれませんね。実は、ボタニカル製品に配合するボタニカル成分の配合量には特に規定がなく、少しでも植物由来成分を配合されていれば、ボタニカルシャンプーとして販売することができるのです。
こう聞いてしまうと、もしかするとボタニカルシャンプーって髪によくないのでは？という疑問が沸くかもしれません。ですが、ボタニカルシャンプーの種類は実にさまざまで、植物由来成分の配合率が多い高品質なボタニカルシャンプーを選べば、より良い髪のコンディション作りに役立つことは間違いないでしょう。
ボタニカルシャンプーとオーガニックシャンプーの違いについて
ボタニカルシャンプーについて、おおまかな特徴をご理解いただけたでしょうか。ボタニカルシャンプーについて知ると、次に気になってくるのがオーガニックシャンプーですよね。
オーガニックは「有機的な」や「有機農法の」という意味合いを持ち、ボタニカルとは異なって定義が確立されています。
オーガニックの定義について
オーガニック製品として市場に出回るためには、以下の3つの定義をクリアしている必要があります。
・植物栽培の際に、化学合成肥料や化学合成農薬を使用しない
・2年間化学合成肥料や化学合成農薬を使用していない土地で栽培する
・遺伝子組み換えが行われていない
現在、日本国内では有機農産物や有機畜産物に対しては有機JAS認証、シャンプーを含む化粧品には、JOCO(日本オーガニックコスメ協会)による認証が行われ、この認証を受けた製品がオーガニック製品として市場に流通することになります。
つまり、これらのオーガニックの定義をクリアしていればオーガニックシャンプー、そうでないものは一般的なボタニカルシャンプー扱いになるということです。
