オーガニックとは?ボタニカルとの違い

植物性という言葉にはある意味魔力のようなものがあり、植物性であればすべて安全性が高いかのように錯覚してしまいがちですが、それは間違いです。というのは、化粧品などに配合されている植物が育った環境によっては、必ずしも安全性が高いと言い切れないこともあるからです。

オーガニックを謳うためには一定の基準を満たしている必要がありますが、一般的にボタニカルと呼ばれている製品には、それがありません。

では、オーガニックとボタニカルにはどのような違いがあるのでしょうか。まずオーガニックですが、オーガニックには「有機的な」という意味があり、オーガニック製品を名乗るためには、以下の基準を満たしていることが条件となります。

1:2年間、化学合成農薬や化学合成肥料不使用の土壌で栽培されていること
2:化学合成釉薬や化学合成肥料を使用せずに栽培されていること
3:遺伝子組み換え原材料不使用であること
となっています。

ボタニカルは、植物由来成分を配合した製品全体の総称です。そして、ボタニカル製品の中でもオーガニック認定を受けた植物を使用した製品は「オーガニック製品」と呼ばれ、そうでない製品は一般的な「ボタニカル製品」という扱いになります。

つまり、同じボタニカル製品であっても、「オーガニック製品」に分類されていない製品の場合では、人体への安全よりも、”ボタニカル”という言葉のイメージを重視した製品である可能性が考えられるということです。