ボタニカルシャンプーの配合成分をご紹介!

ボタニカルシャンプーの定義やオーガニックシャンプーとの違いが分かっても、実際にどのような成分が配合されているのかも気になりますよね。ここからは、ボタニカルシャンプーに配合されることが多い植物由来の成分をご紹介します。

コミカドプロピルベタイン
シャンプーには必ず洗浄成分(界面活性剤)が配合されていますが、ボタニカルシャンプーには、ココナッツ脂肪酸を原材料としたコミカドプロピルベタインが配合されていることが多くなっています。コミカドプロピルベタインも界面活性剤であることに違いはありませんが、植物由来であるため、石油系界面活性剤よりもお肌や髪への刺激が弱いというメリットがあります。

界面活性剤は、洗浄成分が強くお肌に刺激を与えやすい陽イオン系(アニオン型、カオチン型)、両性イオン系のベタイン、非イオン系のグリセリル、水添ヒマシ油などに分類されています。そして、陽イオン系では石鹸素地などが使われているため、高い洗浄効果は期待できますが、髪の油分を必要以上に取ってしまう可能性があるため、洗い上がりの髪がきしむなどのトラブルが起こることがあります。

一方、コミカドプロピルベタインを含むベタインを界面活性剤として配合しているボタニカルシャンプーであれば、頭皮や髪に与えるダメージは比較的小さいと考えられます。

植物由来エキス
製品によって配合されている植物由来エキスの種類は異なり、サトウキビエキス、アルガンオイル、ココナッツオイル、ホホバオイルなどが配合されていることが多いようです。

サトウキビエキスには頭皮の臭いを防ぐ働きがあり、アルガンオイルに含まれているビタミンEにはトリートメント効果を期待できます。また、ココナッツオイルやホホバオイルには高い保湿作用がありますので、髪の乾燥予防効果を期待できます。

植物性グリセリン
保湿成分としてお馴染のグリセリンには、石油系と植物系があり、ほとんどのボタニカルシャンプーには植物性グリセリンが配合されています。植物性グリセリンの現在料はヤシ油やパーム油ですので、石油系グリセリンと比較した場合では、低刺激性という特徴があります。