毎日使うシャンプーだからこそ、頭皮や髪を傷めにくく、栄養成分を送り届けてくれる製品を選びたいものです。そこで候補のひとつとして挙がるのがボタニカルシャンプーですが、頭皮や髪に優しいボタニカルシャンプーであっても、メリットだけではなくデメリットもあります。

ボタニカルシャンプーを選ぶ際には、配合成分をしっかりと見極めるのはもちろんのこと、メリット・デメリットについてもきちんと頭に入れておきましょう。

ボタニカルシャンプーのメリット

マイルドな洗浄力

高品質なボタニカルシャンプーには、石油系界面活性剤よりも洗浄力が弱い、ココイルグルタミン酸などの植物由来・アミノ酸系の界面活性剤が配合されています。そのため、頭皮や髪に残しておくべき皮脂を過剰に落としてしまう心配がありません。

頭皮には何種類もの常在菌が存在し、その数が増えすぎてしまわない限り頭皮環境を悪化させる原因になることはなく、むしろコンディションを整えてくれる大切な役割を持っています。つまり、適度な量の常在菌は頭皮に残しておく必要があるということです。

ところが、石油系洗浄成分が配合されている一般的なシャンプーでは、洗浄力が強すぎるために常在菌をすべて洗い流してしまう可能性があり、これが頭皮環境の悪化につながることがあります。一方、ボタニカルシャンプーではその可能性が低いというメリットがあります。

配合成分が頭皮と髪をケア

ボタニカルシャンプーには、その名の通り植物エキスが配合されていますので、植物が持つ本来の力を借りて頭皮や髪を健やかに保つ効果を期待できます。

エイジングケア効果

ボタニカルシャンプーに配合されている植物成分の中には、ローズマリーやルイボス、ボタンなどから抽出されるエイジングケアに適したものがあります。頭皮も顔の皮膚と同様に、年齢とともに衰えていきますが、これらの植物成分が配合されたボタニカルシャンプーを使用することにより、ターンオーバーの正常化や乾燥予防などのエイジングケア効果を期待できるでしょう。

化学合成物質によるアレルギーを回避

ボタニカルシャンプーに化学合成物質がまったく配合されていないということではありませんが、高品質な製品であれば、配合されていたとしてもその量は少なく、化学合成物質によるアレルギーが起こりにくいというメリットがあります。